03 先人からの伝言 [新地町]

管理番号1535 八千山・八專山

 (2011年・平成23年) 3.11の大地震・津波・原発事故は未曽有の被害を及ぼし、今もその被害は収束していません。地震、津波は自然災害で常日頃の防災意識の向上と対策が必要ですが、大地震があったときには安全強固にできている原発の施設に逃げ込めばいいかも?とまで考えるほど信頼しきっていたわたしたちに、今回の原発事故は、一旦事があり暴走を始めると、今の人類の技術ではコントロール不可能であることを気づかせました。

 原発のなかった私たちの先人は、大地震・津波に対し、いろいろな教訓を残しているはずです。そこから学ぶことも大いにあるのではないかと思います。

 今回の3.11で常磐線新地駅も津波に襲われ駅舎も含め流されてしまいました。ちょうど同駅に停車中の電車があり、乗車していた新人警察官の誘導で安全な場所に避難し、乗客に被害がなかったことを、テレビや新聞は大きく伝えました。

 同駅の、北5~6百メートルのところの山を切通し、さらに同線は北上し宮城県に向かいます。この切通しされ、二つに分かれた山を、八千山(ハッセンヤマ)と呼びますが、新地町史(自然・民族編 (平成5年10月1日発行) 381ページ)には以下のような記述があります。

 「・・・また新地駅の北の作田に八千山という小高い山がある。やはり大津波のときこの山に登って八千人(多勢の意)の人が命を助かったと伝えている.」とあります。

 ※3.11の経験教訓を後の世代に正しく伝えることは、私たちの使命です。

(2012年6月)