07 はげっぺ半田山 [桑折町・国見町]

管理番号0102 半田山・押立山・磐陀山・▲半田山

 子どものころ、「ハゲッペハンダヤマ・ノボレバツルッツル」というはやしことばがありました。どの範囲の地域の子どもたちに語られていたのかはわかりませんが、ふる里から見えるハンダヤマは、ベレー帽の形をした美しい山容でいつも東の空に見えていた記憶があります。その後、それ以上のことはわからずにふる里を離れてしまいました。

 半田山について、平安時代からの鉱山で、銀ばかりではなくそのほかの金属も産出したことなどを知ったのは、後のことでした。御多分に洩れず、ここ半田山でも、はやしことばにあるように、金属の採掘により山が荒れ、ふもとの住民はその公害・災害に長い間苦しめられてきたようです。

 初めて知ったのですが、現代の電化生活の中で大切な「ハンダヅケ」のハンダの言葉はこの半田から来ているとのことです。
 「はんだ【半田・盤陀】(現在の福島県北部にあった半田銀山の産であるからとも、マレー諸島中のバンダ島の名に因むともいう)錫と鉛とを主成分とする合金で、金属の接合剤として用いるもの。・・・」(広辞苑第四版)

 ※光陰矢の如し、月日のたつのははやいものです。子どもだった当時のふる里のことがなつかしく思い出されます。

(2012年6月)