23 ビックリ!山名と 「苗字」 が同じ [三春町]

管理番号1749 長根山

 私の生まれ育った所は同じ姓の家が多く、「サトウサイトウエンノクソ、ソレニツヅクハ、アベスズキ」などというはやし言葉があったほどです。

 「・・・西方館は霧館ともよばれ、南麓の大滝根川の奔流が霧を発して館の裾を覆っていたという。南西山麓の独立峰長根山の塩釜神社の水祝には、・・・」(三春町史 第1巻(昭和57年3月25日発行)603ページ)の記述をたよりに長根山の確認に当地に伺い、ビックリ!この山のふもとに住んでおられる方の表札が長根です!、こんなこともあるんだ!・・・というのが私の頭の中の常識でした。

 角川日本地名大辞典 7福島県(昭和56年3月8日発行)によると、明治19(1886)年当時の福島県内の市町村の数は1728もあり、その中の小字一覧によると、市町村の下には地名が無数?にあります。そもそも、日本人で一番多い苗字がこの「地名由来」なのだそうです。佐藤・斎藤・阿部・鈴木の環境で育った私の常識チョットあぶない。

※ちなみに、「エンノクソ」とは、相馬地名考(平成2年2月26日 発行者 相馬郷土研究会 2ページ) によれば、「犬糞」を指すとのことですが、私はこのことについて、母に訊いた覚えがあり、別の事と理解していました。

(2012年6月)