29 ビックリ!山名と 「名前」 が同じ [国見町]

管理番号1691 袖ケ崎山・小坂小屋館・源蔵山(地元呼称)

 「調査余録23 ビックリ!?〔三春町〕」 では山名と、そのふもとに住んでいる方の「姓」が同じ例を書きましたが、これは、山名と、そこに住んでいる方の「名」とが同じと云う例です。

 梁川町史 第1巻 自然・原始・古代・中世・通史編Ⅰ平成8年3月25日発行647ページの「・・・小坂小屋館は、この扇状地の右岸にある標高二六一・五㍍の袖ケ崎山上にあって、右側を流れる滝川の谷底平地との比高は九〇㍍をはかり、東側の寺家山とは深い谷で隔てられている。・・・」の記述を頼りに現地に行き地元の方にお聞きしました。

 農作業中の地元住民二人の話。 ①あの山(袖ケ崎山を指して)は、ゲンゾウ山 と云う ②あの山には人が住んでいるので、詳しいことは直接聞いてみればいい、との事であったので、直接山上の住人にお会いした。
(女性が在宅・佐藤さん) ③ゲンゾウは私の義父である。 ④源蔵と書く。 ⑤源蔵は、戦後の昭和20年の初めに、この場所に入植し、開墾をした。 ④私の夫は亡くなったが、源蔵の息子である。 ⑥此処を「源蔵山」と呼ばれている事は知らなかった。

 以上の③~⑥について、帰りしなに「源蔵山」と呼んでいた、二人の方にお話したが、源蔵山の由来が住んでいた人の名前であった事は知らなかった、とのことでした。

※源蔵山の呼称は、ごく狭い範囲での呼称で、今ではその由来も忘れ去られつつあるようです。

(2012年8月)