55 村の名前は 山の名前から〔郡山市〕

管理番号0231 高塚山・風越・丸守山

 平成の大合併はいまだ記憶に新しいところですが、県内に99市町村あったものが59市町村になりました。あのときの大騒ぎは一体何だったのか・・・。街を一層さびれさせ過疎に拍車をかけるキッカケになったようにも思えます。

 政府は明治時代から一貫して合併を推し進めてきたようです。
 郡山市史 別巻(昭和50年3月31日発行)252ページには「・・・明治九年六月 安子島・上伊豆島・長橋・夏出の四 カ 村が 合併させられ、村内にある丸守山の名をとって村名を『丸守村』と改めた。」と書かれており、半ば強引に進められたとも取れる様子がうかがえます。

 この「丸守山」については、どの山を指すのか、当地を訪ねたりもしましたが判りませんでしたが、国土地理院の地形図での呼称である「高塚山」を当時はこのように呼んでいたことが判明しました(郡山市・市史編さん室調べ)

 1876年(M9)から1954年(S29)まで78年間存在した丸守村はその後、熱海町へ、そして郡山市へと合併となりました。時間の経過とともに、その村名の由来となった山名も住民の記憶から忘れ去られようとしているのも仕方のない事かもしれません。

*1834年(天保5)当時大寺村と本寺村であったものが その後合併して耶麻郡 磐梯村→現町、1956年(昭31)大庭村・野田村・水保村が合併しての信夫郡 吾妻村→町→現福島市、1889年(明22)若宮村・蚕養村が合併しての耶麻郡 吾妻村→現猪苗代町 なども、山の名前を冠したものとおもわれます。

(2019年4月)